シアトル(現地旅行社)より2月中旬現状の報告です

~シアトル~
今は毎日少しずつ日照時間が長くなってきており、春の兆しのもと、シアトルの街中では平日のみならず週末の人通りも多くなって来ております。
残念ながらツアー団体等を乗せたチャーターバスは見かけませんが、VanやMini Busで催行している英語の市内観光ツアーは以前より頻繁に見かけるようになり、アメリカ国内他州からの訪問者は徐々に増えてきているように思えます。

以下 シアトルの状況御案内となります。

1)マスク義務化廃止:
ワシントン州知事のMr. Jay Inslee(インズリー)は2月9日に記者会見を行い、屋外で500人以上が集まるイベントでのマスク着用義務を2月18日に解除する事が発表されました。
然しながら、屋内でのマスク着用義務をいつ解除するかについてはこれからになります。また、Washington State National Guard(ワシントン州兵)の病院への派遣は2月17日に終了します。
なお、ワシントン州の 幼稚園から高校までの学校と屋内の公共スペースおよび企業に対するマスクの着用義務は継続されます。
これにより、ワシントン州で最大の人口を抱えるKing CountyのSeattle & King County Public Health Department(シアトル・キング郡公衆衛生局)も、2月18日に屋外のマスク着用義務を解除すると発表しました。
全米各都市、マスク着用義務規制の緩和に動いてきており、カリフォルニア州でも屋外でのマスク着用義務が撤回されましたが、ロサンゼルスでは未だ屋内ではマスク着用が義務とされております。

2)Microsoft社:
Microsoft社(本社:Redmond市)は、ワシントン州内にあるオフィスを従業員、訪問者、ゲストに対して2月28日から完全に開放し、ハイブリッド勤務体制の最終段階へ移行する計画を発表しました。マイクロソフト社はコロナ・パンデミックの始まった2020年春以降2年近くにわたり、地域の状況にもとづいて作成された6段階のハイブリッド勤務体制を進めてきましたが、現在のワシントン州の状況にもとづき、2月28日より、最終ステージの第6ステージに移行する予定です。この日から、従業員は30日以内に勤務体制を調整し、新しい勤務形態を採用することになります。
また、Redmond本社やBellevueダウンタウンにあるオフィスを中心として周辺/近郊地区に住む従業員向けに運行されているライドシェア用の『Connector』(従業員の居住地地区と本社キャンパス、Bellevue間を結ぶ通勤用の予約制無料シャトルバス)を含め、キャンパス内のすべてのサービスが再開されるようになります。
Microsoft Visitor Centerの展示館は、未だ閉館中であり、再開時期不明ですが、同じビル内にあるMicrosoft Storeは、1月下旬から営業を再開しています。ちなみにMicrosoft Storeは、2020年にオンライン販売に移行しており、現在アメリカ国内の実店舗はRedmond本社Visitor Centerビル内、カリフォルニアのシリコンバレー、ニューヨーク・マンハッタンの3店舗のみなります。

3)シアトル国際映画祭(SIFF/Seattle International Film Festival):

昨年は新型コロナウイルス感染対策のために全ての映画上映をバーチャルで行ったシアトル国際映画祭(SIFF:シフ)ですが、2022年は対面とバーチャルとのハイブリッド形式で開催されることが発表されました。
今年は4月14日から24日までの11日間にかけて行われる映画祭では、米国を含む世界各地で制作された映画やインディペンデント映画を、シアトル市内の SIFF シアターや会場となる映画館で上映するとともに、オンラインの SIFF チャンネルでバーチャル上映を行います。
上映会場/映画館入場のためには新型コロナウイルスのワクチン接種証明と身分証明の提示が必要になります。
尚、この映画祭は全米で一番大きな映画祭と言われており、開催期間中400本に及ぶ映画、ショートフィルム、ドキュメンタリー等が上映され、14万人近い観客を動員しています。

4)イベント/展示会:
Seattle Boat Show:昨年は中止されたものの、1947年から毎年開催され、今年75周年目を迎えたシアトル・ボートショーは西海岸最大規模で600隻の大小様々なボート、ヨットの展示販売会が2月4日~12日までフットボール競技場隣接のイベントセンター、ウォーターフロントとユニオン湖のマリーナを使って開催されました。パンデミック前は期間中延べ人数6~7万人程の来場者ですが、ソーシャルディスタンスを保つために今年の来場者人数は制限されたために残念ながら3万人程でした。
Northwest Flower and Garden Show:同時期になりますが、2月9日~13日まで、ダウンタウン中心地区にあるWashington State Convention CenterにてNorthwest Flower and Garden Showという園芸関係の展示会が行われ、Convention Center内(屋内)には20に及ぶ庭園が仮設され、90の無料セミナーやワークショップが開催されました。コチラもパンデミック前は例年期間中延べ人数6万前後の入場者がありますが、全て屋内イベントであり、今年はソーシャルティスタンスを保つために4万人程に抑えられていました。

以上となります。
日本も3月になればいろいろと緩和時期になるかと思います。
春が来るのが待ち遠しいこの頃です。青空も広がってきました!

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